「テレビを見せないで過ごしてみようキャンペーン」第二日目。
結局今日もゴジラくんはテレビの「テ」の字も口にしないまま一日が終わった!万歳!しかし私は疲れた。身体が悲鳴を上げている。ゴジラくんが遊んで遊んでと寄って来ると「なんか断ったら『じゃぁテレビ見せろ!』とか言い出すんじゃぁ・・・」などと思ってしまってついつい張り切って一緒に遊んでやっているうちに、気が付くとほぼ1日中食事の時以外はゆっくり座っていない事に。当然お腹は張るわ、腰は痛いわ、足の付け根はミシミシ言うわでもう限界。ゴジラくんが寝た直後に記憶が無くなり、気が付くとベッドに倒れこんで2時間が過ぎていた・・・。昨日「ノンビリやってみようと思う」とか書いておいてこれだ。つい頑張ってしまうのが私の悪い癖だなぁ。
やはり週末で旦那が家にいてくれたのが良かった気がする。私がちょっと相手に出来ないとなると、旦那の名前を呼びながら家の中を探し回り(・・・ってたかが2ベッドのフラットだけども)、たとえ旦那が忙しくて全く相手にしてくれなくても姿が見えるだけで嬉しいらしく側で大人しく遊んでいた。子供っておもちゃとか色々こっちが与えなくても自分で思いついてその辺の物でも全ておもちゃにしてしまうんだろう。子供は遊びの王様だ。
ところで今日はタイトルにもあるように、食べるのも作るのも好きな私にとってはショックな事の連続だった。
まず今朝は冷蔵庫のハムを食べてしまおうと思ってオニオン・ハム・チーズブレッドというのを作ろうとして、20分以上捏ねても一向にべたつきが取れず、ちょっとずつ粉を足しているうちに「こんな事してたらイーストの分量が変わってくるんじゃないのー!?」と思い始め、そうこうしているうちにゴジラくんが足元にまとわり付いて来て「外に出せ!」と言わんばかりに捏ねている台の上に自分の靴を置こうと必死で背伸びしてくるのでいい加減嫌になってきてギブアップ。生地はそのままゴミ箱にポイ。こういうことがあるからパン作りは嫌なんだ。なんなんだあのレシピは。
しかも数時間後ゴミ箱を覗いたら、なんともの凄く良い感じに発酵が進んでいてつついてみたらフワフワじゃないかっ!なんだよ!あれで良かったのかよ!隣で見ていた旦那が、「オーブンで焼けば細菌も死ぬからきっと大丈夫だよ!それ焼いてみようよ!」と無茶苦茶な事を言い始める。いや、誰がゴミ箱から出して来たパン生地を焼くかね。
お昼前、「いざ!昨日のスイカをもう一度!」とばかりにスーパーに行くが、今日も真夏のような暑さ。昨日の時点であと4つしか残っていなかったスイカがこんな日に残っているはずも無く、しかもその他のフルーツの棚までスッカラカン。こういう天気を見越して仕入れるなんて日本みたいなこともしないんだろうし。あぁやっぱり昨日あれを食べた後、速攻で買い占めるべきだった。
その後、細々と買い物があったので近くのショッピングセンターに。ゴジラくんが寝ているのを良い事にお腹が空いた私達夫婦はマクドナルドでテイクアウェイ。しかもバス停でがっつく。私はずっと前に旦那が食べていたちょっとフォカッチャみたいなパンに焼いたチキンみたいなのが挟んであるのをお願いしたのに、買って来てくれたのは「マックチキン」とかいう普通のでっかいチキンナゲットみたいなのが普通の丸いパンに挟まっただけのもの。マックチキン好きな人には申し訳ないが、なんであんなに不味いかな。マクドナルドなんて半年に一度食べるかどうかなのに、やっぱりやめとけばよかった。
私は季節のモノはその季節に食べる、と言うことをちょっと気にかけていて、大好物の茄子も夏以外は食べない。が、こんなに暑いとガッツリ油で炒めたトロントロンの茄子が食べたくなる。まだ痩せて美味しそうじゃなかったが、食欲に負けて買ってしまった1本99pの高級茄子2本。それで張り切って作ったのが栗原はるみの本から「茄子と豚バラ肉の炒め煮」。
激マズ。
いや、本当は豆板醤を入れるレシピなのにゴジラくんも食べるからやめてしまったのが原因かもしれないが、日本から買って来た貴重なテンメンジャンを大さじ2も使っておきながらこの味は・・・(涙)
時々こうしてこの人のレシピは私には全く合わない時がある。いつ作ってもドンピシャな小林カツヨレシピとは大違いだ。やっぱり関東と関西の味付けの違いだろうか。今日も素直に味噌炒めにすればよかった。初物だっただけにショックが大きい。
しかも付け合せにこれまた栗原さんの旦那さんが大好物だと言う「そうめんサラダ」。これも初めて作ったけど、そうめんはそうめんでツルツル普通に食べりゃー良かったと後悔しきり。ゴジラくんも旦那も(私も)一口食べて、「ゴチソウサマー!」。あのボール一杯残ったサラダはきっとこのままゴミ箱行きだ。貴重な(賞味期限の切れた)そうめんが。(涙)
そんな夜ご飯を張り切って作っている間、テレビをつけなかった産物として床中にばら撒かれたドミノのコマとレゴ。次々に読んで行ったんであろう開きかけの本の山。箱から全て出されたミニカーが部屋のあちこちに点在し、挙句の果てにキッチンの私の足元にも時々来てはキッチンの引き出しを引っ掻き回して遊びに遊んでそのまま放り出されたクッキーの型数十個、見つける度に「中にナンカ入れろ!」とばかりに押し付けられた全てちょっとずつ麦茶の入った蓋付きのマグ&水筒類6個余り。ガッチャンガッチャン場所を入れ替えて遊んで挙句の果てに床に並べられたウェッジウッドの食器(ひーっ!)。近頃上手に(?)遊べるようになったサラダスピナー。キッチンもリビングも床が見えない、床が。疲れ倍増。見た途端にカーペットの上で10分ほど記憶をなくした。
これがテレビを見ている間だったら被害は10分の1ぐらいに食い止められていたんだろう。これを果たして喜ぶべきなのか、憂うべきなのか。そしてこれは毎日これからこうなのだろうか・・・。解決策はただ一つ。
「手の込んだ料理で時間を取るのはやめとこう」