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ひと月遅れの誕生日プレゼント。

に、旦那が私にくれたもの。

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パリ、日帰り旅行!(感涙)
↑オペラ座です、念のため。

最近ちょっと煮詰まっていて子供に怒鳴り散らす回数が日ごとに増して来ていた。
サマータイムが終わって日が暮れるのが異常に早くなり、毎日「曇り時々雨」ばかりの上に、例の旦那の長期出張も手伝ってウツ状態もはなはだしく、何かと言えばメソメソする毎日。

旦那が今週ホリデーを取るのはわかっていたが、夏の旅行で懲りたので子連れの旅行はもうしばらく勘弁。頼むから私を一人にしてくれ、一人の時間をくれ~っ!と懇願。

見るに見かねた旦那、「行っておいでよ~♪」。

子供たちが生まれる前までは毎年のようにパリに出かけていた私たち。観光はほぼ終わっている。なので私のパリ目的はただひとつ。「買い物」。

と言うわけでデパートの閉店時間が遅くなる木曜日、朝5時45分のユーロスターに飛び乗る。パリに着いたら10時前。運良く雨は降っていない。目指すはモノプリ(デパート)。ママ友達が、ここの子供服が可愛いと言っていたので早速物色。なるほどイギリスにはない柔らかい色合いが素敵。オイカちゃんにTシャツとカーディガン、二人に靴下や手袋を買って階下の食品売り場へ。あ~いいな~食品売り場ってホッとするわ~(笑)。

お菓子やお土産を買い込んで気付くともう12時前。これまたママ友達が行っていたシェ・ミキというレストランで昼食。ここ、もの凄く期待して行ったのだけど、なんだかかなり肩透かしを食ってしまった。まぁ早めに行った私も悪かったのかも知れないけど、なんとなく「歓迎されてない」雰囲気が漂ってきてとっても居心地が悪かったのだ。

「いらっしゃいませ」もないし、メニューもただ置いて行っただけで説明もない(前菜から2品、メインを1品選ぶようになっていた)。私はなんとなく勝手に、「かもめ食堂」みたいな所を想像していたのだけど、あぁいう活気と言うか、謙虚さと言うか、清潔さ、みたいなものが全く感じられなかったのはただただ残念だった。

これはパリに行って感じたのだけど、パリですれ違う日本人同士の視線がなぜかとても冷たい。なんだか上から下までジロリと見られているようで、それが観光客であろうと在仏者であろうと、なにかこちらを「一体どこから来てナニをしている人なの!?」とでも言いたげな視線。ロンドン以上に日本人が溢れていると言っても過言ではないパリ。

スーパーで私がクッキーを選んでいる前をわざわざ通って箱入りマヨネーズを5箱まとめ買いしていった日本人サラリーマンのこちらに向けた苦々しい顔、そのスーパーのレジでお店の人にフランス語で叫ばれて意味がわからず躊躇している私に薄ら笑いを浮かべて向こうの方から見ていた日本人(こっちが空いているからこっちに来いと言っていた、と後ろの中国人が教えてくれた)、街中で写真を撮っていたらもの凄い顔で日本人の女性数人に睨まれるし、デパートでお茶をしていたら離れた所で「地球の歩き方」をテーブルに置いた母娘らしき二人連れがなんかこそこそ言いながらこちらを盗み見している感じ。(これは耐えられなかったから結局こちらから、「こんにちは!ご旅行ですか?」と声をかけた。)

まぁもしかしたら私もロンドンでこんな風なことしているのかもしれないと戒めてみたり。

でもやっぱりなぜか感じ悪いのだ。私の被害妄想か?

ま、それはともかく食事の後はラファイエット(デパート)に浸ってお買い物。着てきたコートは厚いのでクロークに預ける。5階の子供服売り場にはため息が出るような素敵な服が所狭しと並んでいる。しかしお値段も「素敵」。パリには子供服を中心に買い物に来たはずなのに、いざ目の前にしてみたら可愛すぎて、素敵すぎて、貧乏性が顔を出す。特に歩き始めたばかりの活発すぎるオイカちゃんにこんな服、汚されるのが怖くて着せられないし、着せても怒ってばかりかも・・・。やっぱりGapでいいじゃないか、なんて結局1時間くらいウロウロしておきながら何も買わず。(苦笑)

でも本当に素敵だったー>声を大にして言いたい

その後は私の物でも探そうかとあっちこっちを行ったり来たり。それにしてもすれ違う女性たちの美しいことよ!イギリスにいる人たちと何が違うんだろう?やっぱり圧倒的にお洒落な人が多い。しかも靴がお洒落。ほとんどの人がブーツを履いていたけど、シンプルな黒のブーツって人はあんまりいなくて、私が履いたらピエロになりそうなデコラティブなのも多いのに、それがばっちり決まってしまうところが不思議。髪型からして「迫力」で着こなしている人が多い気が。背も高いし当然と言えば当然か。でも若い人はとってもシンプルで、でもそれが黒を基調にした人が多いのもパリらしい(と勝手に思う)。

結局何枚かトップスを買って、本屋さんをグルグル回って、マキシムのカフェでお茶して、食品館でパンやケーキをしこたま旦那に買い込んで終わり。サダハル・アオキ(ケーキ屋さん)で対応してくれた店員さん(日本人)のなんと気持ちの良い対応!思わずこちらまで笑顔になる。あと本屋さんにいたインド人ぽいアジア系の店員さんが英語を喋ってくれた+一生懸命私の探す本を一緒に手伝ってくれたのが嬉しかった。

帰りのユーロスターは8時50分なのでかなり時間があったけど、さすがに疲れていたし、お土産もビン類が多かったので重いし、で早めに北駅に向かう。

いつもビジネスクラスで移動する旦那、「ユーロスターのご飯美味しいよ~♪ せっかくだから食べて来なよ~♪」 との事で(でもロンドンからの便は大したことないとの事で・・・)帰りはビジネスクラス。ビジネスクラスは食事が出るのだ。飛行機みたいに。
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ホント、美味しかった!シャンパンも次から次へとサーブしてくれるし、パンは感動的に美味しいし、リゾットも一緒に付いていたチーズ&ドライイチジクも文句なし。

家に着いたら11時前。子供たちの顔を見なかった日なんて生まれて以来ありえない事だった。寝顔を見ながらホッとする。旦那もきっと相当疲れただろうに、「こういうのって大事だよね、君にとってもボクにとっても。また時々こういう機会を作ろう。」などと嬉しい事を言ってくれた。感謝、感謝であります。

子供が生まれてから3年間の苦労が報われた感じ!と感動していると、

「あのさ、大げさだよね、たった一日パリに行っただけで」

などとのたまう。いや、それくらい羽を伸ばせたと言う事ですよ。収穫は期待したほどはなかったけれど。

前日寝る前に、ゴジラくんには、「明日の朝ゴジラくんが起きたらもうママいないけど、ちゃんと帰って来るからね、いい子で待っててね。」と言い含めておいたのだが、日中電話に向かって、「ママ、どこにいるの?いつ帰って来るの?」とずっと独り言をつぶやいていたらしい。オイカちゃんは旦那が抱っこさえしていれば常にご機嫌だったそうで、夜もすんなりベッドに入って旦那に、「バイッ!」と手を振ってくれたらしいし、それほど手はかからなかった模様。

次の日、朝起きたら二人とも弾丸のごとく喋り通しで(オイカちゃんも、笑)前日にあった事を事細かに教えてくれた。ありがとね、二人のおかげでママは楽しんで来れたよ。

今回はエッフェル塔も凱旋門もルーブルもすっ飛ばしての一日だったけど、ロンドンから2時間半で気軽に行ける(しかし子連れではかなり難しい)パリ。旦那もこう言ってくれている事だし、時々はまた訪れることができるかもしれねい。
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by matoryoshka | 2008-11-08 07:54

ゴジラ君(14歳)オイカちゃん(12歳)大きくなりました!


by matoryoshka